Today’s Case
Oliver がクリニックの待合室で待っている場面

Oliverさ~ん。

はい。

診察室へ お入り ください。

「お入り ください」か。
「お入り おねがいします」でも正しいのかな?
Decoder’s Notes

Oliverは「ください=please」「おねがいします=please」と思っているようだ。
じゃあ、「お入り おねがいします」でもいいのでは?
実際に「ください」と「おねがいします」は、英語ではどちらも “please” と訳せます。
では、「お入り おねがいします」でも、正しいのでしょうか?
日本人でも、この疑問にすぐに答えることができる人は、多くないかもしれません。
今日はこの謎に迫っていきましょう!
「お入り ください」
「お入り おねがいします」
この2つの文に関して、かなりシンプルに説明すると…
「ください」→動詞と一緒に使われることが多い
「おねがいします」→基本的に名詞と一緒に使われる
これだけです!
ポイントとなる言葉は、「お入り」です。この「お入り」は、動詞「入る」からできた、相手や第三者の動作に対し敬意を表す言葉です。ここでは詳しい文法は気にしなくてOK。「お入り」の元の言葉は「入る」という動詞なんだな、とわかればOKです。
そのため、「お入り」の後は「おねがいします」ではなく、動詞と一緒に使われることが多い「ください」が続きます。なお、「お入りください」の意味は「Please come in」です。
よって、
「お入り ください」→〇
「お入り おねがいします」→×
ということになります。
The Clue
「お入り ください」のようなパターンの文章は、ほかにもたくさんあります。
例えば・・・
- お書きください: “Please write it down.”
- おかけください:”Please have a seat.”
- お待ちください:”Please wait.”

あれ?でも、ちょっと待って。
コンビニやレストランで、水がほしいときに「水をください」って言うよね?
「ください」→動詞と一緒に使われることが多い
「おねがいします」→基本的に名詞と一緒に使われる
と、ここで習いました。
でも、「水をください」の文では、「水」は名詞なのに「ください」を使っています。
実は「ください」「おねがいします」には、また別のルールが隠れています。
「お入り ください」と「水をください」
同じ「ください」だけど、何かが違う・・・。
その謎については、次回解き明かしましょう。
Today’s Field Mission

街やドラマなどで、「ください」と「おねがいします」が使われている場面を探してみよう!どんな言葉のあとに使われていましたか?
Case Solved

今日の事件は、これで解決。
いや、「水をください」の謎が残っている。
それでは、また次の事件で会いましょう。


